4.4「環境マネジメントシステム」

2017年6月28日

ISO14001:2015 4.4「環境マネジメントシステム」について勉強する機会がありましたので報告します。

こちらは、規格の総論を規定したものです。

「環境パフォーマンスの向上を含む意図した成果を達成するため、組織は、この規格の要求事項に従って、必要なプロセス及びそれらの相互作用を含む、環境マネジメントシステムを確立し、実施し、維持し、かつ、継続的に改善しなければならない。

環境マネジメントシステムを確立し維持するとき、組織は4.1及び4.2で得た知識を考慮しなければならない」

と条文にありますが、これはISO14001:2004では「4.1一般要求事項」に該当していたものです。

「環境パフォーマンスの向上」が明記されるようになっているそうです。したがって、環境パフォーマンスを意識したシステムの構築、運用が必要になります。

「4.1外部及び内部の課題」、「4.2利害関係者とそのニーズ及び期待」を踏まえ、自社の課題や自社に求められることをしっかりと認識し、環境マネジメントシステムを構築することが求められています。

すなわち、組織を取り巻く環境に合致し、かつISO14001:2015の規格要求事項に適合した、環境マネジメントシステムのPDCAサイクルを確立し、運用することを意図しています。

環境マネジメントシステムのPDCAモデルとはどういうことなのでしょうか?

ISO14001:2015の序文0.4「Plan-Do-Check-Actモデル」では、環境マネジメントシステムの根底にあるアプローチの基礎は、Plan-Do-Check-Act(PDCA)という概念に基づいているとしています。PDCAモデルは、継続的改善を達成するために組織が用いる反復的なプロセスを示していると説明しています。
なお、その環境マネジメントシステムにおけるPDCAモデルは、以下の要素とされているそうです。

Plan
組織の環境方針に沿った結果を出すために必要な環境目標及びプロセスを確立すること

Do
計画通りにプロセスを実施すること

Check
コミットメントを含む環境方針、環境目標及び運用基準に照らして、プロセスを監視し、測定し、その結果を報告すること

Act
継続的に改善するための処置をとること

このPDCAサイクルのそれぞれはどの要求事項に基づくのでしょうか。

Plan
箇条4 組織の状況
4.1 組織及びその状況の理解
4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解
4.3 環境マネジメントシステムの適用範囲の決定
4.4 環境マネジメントシステム

箇条5 リーダシップ
5.1 リーダーシップ及びコミットメント
5.2 環境方針
5.3 組織の役割、責任及び権限

箇条6 計画
6.1 リスク及び機会への取組み
6.2 環境目標及びそれを達成するための計画策定

箇条7 支援
7.1 資源
7.2 力量
7.3 認識
7.4 コミュニケーション
7.5 文書化した情報

Do
箇条8 運用
8.1 運用の計画及び管理
8.2 緊急事態への準備及び対応

Check
箇条9 パフォーマンス評価
9.1 監視、測定、分析及び評価
9.2 内部監査
9.3 マネジメントレビュー

Act
箇条10 改善
10.1 一般
10.2 不適合及び是正処置
10.3 継続的改善

すなわち、Plan(計画)のところに、これまで勉強会で学んできた箇条4 組織の状況に加え、「箇条5 リーダシップ」、「箇条6 計画」、「箇条7 支援」が当てはまるということですね。
そしてDo(実行)には、「箇条8 運用」、Check(確認)には「箇条9 パフォーマンス評価」、Act(見直し)には「箇条10 改善」があてはまります。

「箇条5 リーダーシップ」に関しては次の勉強会で学びますのでまた報告いたします。

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