Monthly Archives: 9月 2016

ISO認証取得のメリットを考える

株式会社TDSスタッフのJです。

ISO認証取得によるメリットの勉強会がありましたのでご報告します。

「取得するまでの過程で得られるもの。」
「認証取得後に得られるもの。」
の2通りがある、と考えられる。

取得するまでの過程では、
個別に権限と責任を明確にしなければならない。

そのことによって得られるのは、

1.職場の活性化
2.従業員のモラール向上
3.生産性の向上
4.経営システムの基盤強化
5.業務改善活動の活発化
6.目標管理手法の定着

6の目標管理手法の定着については、、、
ISOシステム導入にあたって、目標を設定し、その実現を目指す活動は、これまでの日本的システムにはあまり見られなかった現象。
これが最も注目されるべきである。

認証取得後のメリットは、社内の体制に無駄がなくなることにより、以下のことが考えられる。
1.企業イメージの向上
2.取引条件の改善
3.定期監査による緊張感の維持
4.コストの削減

2の取引条件の改善について。
QMSの場合ですと、納入先企業との品質保証面での取引関係、
EMSの場合ですと、グリーン購入の対応として現れています。

※グリーン購入とは、製品やサービスを購入する際に、環境を考慮して、必要性をよく考え、環境への負荷ができるだけ少ないものを選んで購入すること。

特に、品質保証面での取引条件は、下請企業側と発注企業側でのISOシステムに対する認識の差が目立っており、下請企業側としてこのギャップを埋める努力が必要とのこと。認証取得後は、通常年間2回の定期監査が行われます。これは、システムのマンネリ化を防止するのが目的とのこと。この定期監査のために、構築されたシステムを維持する努力が継続されることが3のポイントであるそうです。

Category: ISO

ISO認証取得の条件 ー人材を育成し組織を編成するー

株式会社TDSスタッフのJです。
ISO認証取得のための人材育成と組織編成について勉強会がありましたのでご報告します。

まずは「内部監査員」を育成する

ISOシステムを導入するにあたっては、その構成、仕組み、認証取得のためのステップや作業内容を熟知した専門家が必要です。
実際に、この専門家が認証取得の推進者になり、認証取得後は内部監査員として、継続的にシステムの改善・向上について働く中心人物となります。

経営者は、早い時期に内部監査員を任命し、監査員研修期間に派遣して「内部監査員講座」を受講させる必要があります。

内部監査員が必要とする知識は以下の通り。

1.ISO9001やISO14001の標準の内容
2.ISO19011「監査のための指針」についての基本的知識
3.監査項目、調査方法、および判定の基準と方法

内部監査員の資格要件は?

内部監査員は以下の資格要件を備えている人が望ましいとされる。
1 システムを熟知している
2 大局的判断ができる
3 問題把握が早く、的確である
4 是正措置の方向づけが的確である

ISOによる内部監査員の資格基準は特にないので、社内で資格要件を決めて任命することになります。
この場合、QMSだけではなく、将来、EMSを導入することを考慮して、EMSへの対応もできることを資格要件として明らかにしておくと良いとのこと。

内部監査員の権限

内部監査員は、社内で調査、不適合事項の摘出、判定、改善のアドバイスなどを行う権限を持ちます。システムの効果的な運用を期待するならば、内部監査員の任命は全社員に周知させ、同時に監査に関する大幅な権限の委譲が必要です。

導入のための組織編成
プロジェクトチームの結成

次に、内部監査員を中心として、ISOシステム導入に限定した専門のプロジェクトチームや事務局を編成します。チームメンバーも社外の研修やセミナーなどを通して、これらの知識や技術を習得するようにします。
中小企業では専門のチームを編成するほど人材の余裕が見込めないため、今の仕事と並行して、兼務体制で組織を組む工夫が必要となるのではないでしょうか。

全社員への教育・訓練

教育が必要となるのは、内部監査員、プロジェクトチームや事務局といった推進母体だけではない。ISO導入では、各職場で行われている日常業務にISOシステムを整合させることに意義があるのですから、全社員がISOシステムを理解していなければなりません。

全社員への教育・訓練の内容は上の図のとおりですが、その方法には定期的な集合教育、社内報や朝礼の利用、階級別・職場別の教育などが考えられます。

社員教育は、ISOシステムの内容の理解を求めると同時に、全社員のベクトルの一致と、それに基づく協力体制の確立を目的とするものです。

Category: ISO