Monthly Archives: 8月 2016

ISO導入のための準備【社内体制編】

こんにちは、スタッフのJです。

今日は昨日の勉強会「ISO認証取得前にしておくべきこと」から学んだことを書きます。

体制作りを行うこと。
体制作りにおいて大切なことは2つ。
「組織化」と「役割分担」。
推進母体となるプロジェクトチームと、実行組織が編成できればベストです。

以下、詳しく説明していきます。

ISOの認証取得に向けては、社内体制の整備が必要となります。
認証取得を推進する母体(プロジェクトチーム)と、実行に移す部隊の2つが必要です。
チームを編成したら、簡潔で分かりやすい名称を付けると良いそうです。
例えば「品質委員会」「環境委員会」など。
プロジェクトチームの編成原則は3点あるとのこと。

①経営トップのリーダーとしての参画
②内部監査員の任命
③全部門の代表者の参画

チームリーダーには経営トップがなるのがベスト。ISOシステム導入の最大のポイントでもありますし、既存例でも多くの場合、経営トップがチームリーダーないし委員長となっています。

チームリーダーの下には、管理責任者(システム推進責任者)を置きます。
QMSであれば「品質管理責任者」EMSであれば「環境管理責任者」となります。
管理責任者は、強いリーダーシップが取れる人が中心となり、ISO導入計画を策定し、実施を行います。そして認証取得後には内部監査員として引き続きシステム管理に当たる場合があり、また、これとは別に、当初から内部監査員をスタッフ的に設置する場合もあるそうです。
そのほかにもスタッフとして、業務に詳しいベテランさんや企画力のある若手、および文章作成能力のあるメンバー数名で構成すると良いのではないでしょうか。

さて、組織では「役割分担」がやはり大事。
組織化では、推進母体も実行組織もともに、組織そのものの役割と、それを構成するメンバーの役割分担を決めておくことが重要です。
推進母体の役割は、ISOシステムの導入に関する「計画」と「統制」。
「計画」→導入にあたって、何を、いつまでに、誰になどを明らかにすること。
「統制」→計画通りに進んでいるかをチェックし、計画からのズレがあれば修正すること。
実行組織の役割は、推進母体が決めた計画に従って実行することです。
それぞれの職場において、現状の把握、問題点の摘出、ISOシステムとの整合、マニュアル作りなど、具体的な作業を進めていきます。
と、ここまでしっかりと体制作りができれば、ISO導入準備のために万全ですね。

またこの勉強会の報告をできればと思っています。

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ISO9001:2015 改訂について(マネジメントレビュー編)②

(1) 条項の趣意(アウトプット)
本項は、品質経営実績評価(9.3.2項)の結果として、組織を無限持続体として存続発展させるよう方向づけるという観点でトップマネジメントが出す結論に関する要件を規定している

(2) 規定の趣旨
マトップマネジメントは、マネジメントレビューによって、引き続く必要な顧客満足の状態の維持のために取り組むことが必要な課題を抽出し、そのためにとるべき経営施策を決めなければならない。この結論が組織の方向づけるものとして効果的であるためには、判断と決定は次のa)~c)の観点が含まれていなければならない。 ここに、a)は顕在又は潜在の問題への取り組みであり、b)は、品質方針及び組織の品質目標の変更を含む品質経営の業務実行の手はずの変更であり、c)は、資源の充足である。マネジメントレビューの記録は、組織の品質経営の歴史を表すものとして維持しなければならない。
(3) 08年版からの変更点

マネジメントレビューの結論が、08年版(5.6.3項)から表現を変えて規定されただけで、条文も似ており趣旨は全く変わっていない。
(4) 改定版への移行対応
➀ 品質経営体制の指針として規格を実践する組織
何も変えることはない。
② 認証取得の条件として規格を認識し、負荷と効用に不満を持つ組織
同上。

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ISO9001:2015 改訂について(マネジメントレビュー編)①

(1) 条項の趣意(インプット)
  本項は、無限持続体として存続発展させるよう組織を方向づける結論(9.3.3項)を出すために、マネジメントレビュー活動で評価、検討することが必要な事項を規定している。

(2) 規定の趣旨
効果的なマネジメントレビューであるためには、品質経営の実績に係わるa)~f)に関する情報を評価、検討しなければならない。ここに、a)は、以前のマネジメントレビューで決めた処置(9.3.3項)の実績の情報、b)は、顧客満足の追求に係わる組織と組織の置かれた状況に関する情報(4.1/4.2項)である。 c)は、当該期間の品質経営活動実績と業務実行の問題点の情報であり、1)は製品サービスに関する顧客の受けとめ方(9.1.2項)、2)は品質経営の業績としての実現した顧客満足の状態(9.1.3 b)項)、3)は製品サービス実現業務の日常管理の実績(9.1.3 a)項)、4)は改善の実績(10.2項)、5)は各業務実行管理の実績(9.1.1項)、6)は内部監査の監査プログラム実行の結論(9.2項)、7)は外部提供者の実績評価(8.4.2項)である。 さらに、d)は、各資源の充足管理(7章)に関する情報であり、e)は、特定の顧客満足の状態の実現のための業務目標計画進捗管理(6.2項)の情報であり、f)は改善の必要性(10.1項)に関する情報である。
(3) 08年版からの変更点

マネジメントレビューにより評価する項目が、08年版(5.6.2項)と表現を変えて規定されただけで、必要な評価内容は変わっていない。
(4) 改定版への移行対応
➀ 品質経営体制の指針として規格を実践する組織
何も変えることはない。
② 認証取得の条件として規格を認識し、負荷と効用に不満を持つ組織
同上
Category: ISO