Monthly Archives: 1月 2016

ISOシステムを導入する目的は何か

こんにちは、株式会社ティーディーエス、新人のJです。

こないだの勉強会で、ISOシステムを導入する目的は、「戦略的目的」と「戦術的目的」に分けて考える方法があるということを学びました。

1.戦略的目的
=>> 長期的視野に立ち、経営体質そのものの変革を目的とすること
=>> システマチックな経営を行い、高収益体質への変革を意図すること
=>> 品質管理を徹底し、品質面で競争他社との差別化を図る
=>> 全員参加の原則に着目する —> こんなことまで品質マネジメントでは定められているとは!目から鱗です。
=>> 社員のモラールアップやそれに触発される意識改革、組織の活性化などを行う
=>> 顧客重視の経営姿勢を表明することによって、消費者から見たイメージを変える効果を得る

2.戦術的目的 = 短期的視野に基づく考え方

例えば
顧客からの要請に従って、ISOの認証を取得することが挙げられる、ということを学びました。
QMS(品質マネジメント)からの観点では、
例えば、
中小製造業の場合、製品の納入先からの要請が最も大きな動機となると考えられます。

EMS(環境マネジメント)からの観点では、
例えば、
納入先のクリーン購入方針に沿うことが大きな動機となると考えられます。

このような二つの目的をしっかり考えて行こうとすると、
「なぜISOシステムが必要なのか?」
は常に明確にしておく必要があると思いました。
そして、これも学んだことですが、
「必ずしもISOの考え方に全て従う必要性は無い」
ということも、企業にとってはとても大切なことだと思いました。

品質管理一つをとっても、現在の体制を見つめ直し、その上にISOの考え方を重ねてみるべき、ということが大切なことだと学びました。

さらにもう一つ学んだこと。
「結果の管理」「過程の管理」

「結果の管理」とは、例えば、製品を検査して合格品を出荷するシステム。
「過程の管理」とは、例えば、工程を管理して、不良品の発生を予防するシステム
どちらも大切ですが、これまでが「結果の管理」であった場合、「過程の管理」に改める必要があるのかをISOに照らし合わせて、見つめ直すことが大切だということを学びました。

Category: ISO

ISOシステム勉強会

こんにちは、株式会社ティーディーエス新人のJです。

先週社内の勉強会で勉強したことをまとめます。

①ISOシステムは基本的に「PDCA」の管理サイクルに則って構成されている

PDCAをまとめると、、

P = 方針・目標・計画
D = マニュアル化
C = 内部監査・レビュー
A = 改善

このサイクルの元にISOシステムは構成されている、とコンサルタントは考えるそうです。

②「品質保証」について

「各企業が個別に策定した品質マニュアルの確実な運用を、第三者である認証機関の認証を得ることによって保証される、という考え方に立っている。」

③「環境影響評価」について

「各企業が環境に与える『環境側面』と、その結果である『環境影響』との関係を明らかにすること」

このあたりのお話はまだ私には難しいのですが、
「入門の入門 ISOのしくみ」牧英憲著を読むと詳しく書かれていました。

④内部監査について

内部監査は、環境マネジメントシステムでは「システム監査」とも言われるとのこと。
要求事項への適合性や、システムの機能性、継続性などについて監査することを言い、監査は、監査計画を立て、実施し、監査結果を経営層に報告するという手順を踏むのだそうです。

監査計画立案 ⇒ 監査結果報告

⑤「専門家」の役割が大切

ISO認証取得に向けての推進役となる専門家は、ISOシステム導入過程では管理責任者ともなり、導入後にはISOシステムの維持、改善を推進する責任者でもあります。
さらに、内部監査員を兼務することもあるので、経営トップは先ずこの専門家を決める必要があるとのこと。

プロジェクトチームのメンバーは、ISOシステムの内容を理解する必要があります。勉強会などを開催し、品質方針、環境方針の策定、品質マニュアルや環境マニュアルをつくっていきます。

⑥全社員による勉強会も大切。

社員全員の勉強会は、プロジェクトチームのメンバーが各職場に持ち帰って、職場別に行います。「作業手順書」の作成が大切になるとのことでした。

まだまだ理解不足のところもあり、これからも勉強を続けて行こうと思います。

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ISO9001での「リスク」の考え方

今回ISO9001:2015では「リスク」という言葉が登場している。リスクの考え方は以下のようなものです!

(1) 「リスク及び機会」の規定の意図 -疑問の余地なく明確に
この第1報の説明の明瞭でわかりやすい、かつ、重要な点は、①規格の「リスク及び機会」の規定の意図が「リスク思考」の必要の強調であることと、② 「リスク思考」が実務では当たり前のことであ り、規格にも常に含まれてきた概念であること、が誤解の余地のない直接的表現で述べられていることで説明である。

① リスク管理ではなくリスク思考
「リスク及び機会」の規定に関する規格の意図について、規格が「リスク管理」の必要を規定しているのでなく、「リスク思考(risk-based thinking)」や「リスク立脚取り組み(risk-driven approach)」の必要を規定しているということが明確に述べられている。まず、文書標題が「リスク思考」であることが何よりのしるしである。また、本文では、組織の改定版対応が「組織の業務実行にリスク立脚取組みを用いること」であると明白である。さらに、リスクと機会を特定するという規定は「組織が完全な、公式のリスク評価を行ったり、リスク登録を維持したりすることを自動的に求めているのではない」と記されている。

② リスク思考は実務でも規格でも当たり前
この「リスク思考」が、組織の実務においては目新しいことではないということについては、「リスク思考とは誰もが自動的に、また、しばしば無意識に行っていることである」「成功組織では、本能的にリスク思考の取組みが行われている」と直接的表現で説明されている。

また、ISO9001にとっても新規な概念ではないことは、「リスクという概念は、ISO9001には常に暗に含まれていたが、今次改定ではこれをよりはっきりと述べ、マネジメントシステムの全体に組み込まれることになる」「リスク思考は、これまでも プロセスアプローチ の一部であった」として説明されている。これは、改定作業責任者Croft氏の「ISO9001の多くの項目でリスクへの対応が暗に含まれていますが、明示はされていません。そのため、多くのユーザーが、リスク管理の要素が既に規格に含まれていることに気付いていません。特に組織の製品、評判、品質マネジメントシステム、資源及びインフラストラクチャーに関係するリスクがあることを理解することが重要です」という改定作業前の説明と軌を一にしている。

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