こんにちは。
株式会社ティーディーエス 新人のJです。
私は趣味でデジタル一眼レフカメラを使って撮影することがあります。
カメラを少しでも知っている方ならば「ISO(イソ)感度」という言葉をご存知だと思います。
これは、もともとフィルムカメラでのフィルムの感度(どれだけ光に対して敏感に反応するか)を表したものだったのです。
で、この時に使う「ISO」ですが、「国際標準化機構」の「ISO」とは全く別物だと思っていました。
実は、カメラ用語のISO(イソ)も、ISOが制定した規格を適用しているから「ISO(イソ)」と呼ばれているのです!
驚きました!
皆さんにとっては馴染みが無いかもしれませんが「ISOねじ」というものもあるそうです。
(「イソねじ」と読むそうです。)
「見る・読む・わかる 入門の入門 ISOのしくみ」牧英憲著によると、
その他にも非常口のシンボルマーク、製図、鉄鋼、自動車、プラスティック、食品、医療器械、化粧品等、
多岐にわたる製品の国際標準としてISOは古くから身近な存在だったのだそうです。
ISO標準はまさにグローバルなビジネス展開を支え、産業の歴史に大きく貢献してきたのだなということを再認識させられますね。
以前のブログでも申し上げましたが、
ISOの正式名称は「国際標準化機構 International Organization for Standardization」です。
これを普通に略すなら「IOS」とか「IOFS」とかになりますよね。
なぜ「ISO」となったのでしょうか?
これは、ギリシャ語のisos(アイソス)という言葉が語源となっているからなのだそうです。
アイソスとは、「相等しい」「同等の大きさ」「平等」などを意味する言葉なのだそうです。
ただ、ギリシャ語のアイソスにひっかけただけで「ISO」と決まった訳ではないようなのです。
ISOでは英語、フランス語、ロシア語の3カ国語が使われていますが、それぞれの言葉で機関名の頭文字をとったときに、略称が共通にならないそうなのです。
そのため、混乱を避けたいとの意向もあり、「ISO」という略称に決定されたという事情もあるようなのです。
今回も私にとっては、かなりためになるお勉強でした!
次回もお楽しみに!